はじめに
先日CT70を紹介させていただきました。
履き心地の良さは実際に履いてみないと分かってもらえませんが、雰囲気の良さは分かってもらえるかと思います。

気軽に履けて、どんなファッションにも合わせやすく、履き心地も良いため、かなりの高頻度で使用していました。
上の記事内の写真でも分かりますが、元々の黒色からかなり色落ちしてしまいました。
色落ちした黒も悪くはないのですが、色落ちしている箇所としていない箇所の差が激しすぎて目立ってしまい、茶色っぽく変色しているところも気になっていました。
新品購入も検討しましたが、海外で購入するよりも倍くらいの値段であること、まだまだ履けそうなことから、黒染めをすることを決意しました。
ググってみたところ、布製品を染めるにはダイロン社の製品が良いとの情報があり、早速購入して染めてみました。
今回は、ダイロンプレミアムを使用してどのようにCT70が染まったのかを写真と共に紹介させていただきます。
私のようにCT70などスニーカーが色落ちして悩んでいる方は、この記事を読んで染め直しを検討してみてください。

染色前
染色前の状態を画像付きでツイートしていました。
最近twitterを始めました。@torikazufashionという名前でやっていますので、是非フォローをお願いします!
写真から分かるようにかなり色落ちしています。
特にかかと脇とシュータン根本部分の色落ちが激しく、全体的に白っぽく、部分によっては茶色っぽくなっていました。
準備
こちらが今回私が使用したダイロンプレミアムダイです。

同じようなダイロンマルチという商品もありましたが、下記のような説明があったため、プレミアムダイを選択しました。
ダイロン独自の染色技術が生んだ最高品位の染料。発色の鮮やかさ、染料の定着の良さが優れています。タイダイ染め、スニーカー染めにも最適です。
http://dylon.co.jp/catalog/index.htmlより

手芸店で700円ほどで購入することができました。
1袋でTシャツ約2枚を染められるため、今回は1袋だけ使用しました。
袋に書いてある説明では、以下の物を準備するように書いてありました。
- 容器(ステンレス、アルミ製、またはプラスチック製)
- 泡立て器
- 40℃のお湯
- 塩(染料1袋につき250g)
- ゴム手袋
泡立て器が無かったので、割り箸で代用しました。
また染めるものは事前に洗って汚れを取り除き、濡れた状態にしておく必要があります。
染色
大まかな流れとしては、次のようになります。
- 染料1袋を500mlのお湯(40℃)でよく溶かす
- 塩250gを6lのお湯(40℃)に溶かし染料を入れよく混ぜる
- 染めるものを入れ、15分間しっかり混ぜる
- ムラにならないよう時々かき混ぜながら45分間浸けおく
- 水洗いしてよくすすぎ、脱水後、陰干し


染色液は黒色というよりも紺色でした。
色が付いてしまう恐れがあるため、汚れてもいい容器を使用することをおすすめします。

染色液に塩を溶かした後に、CT70を入れました。


正直、変な色に染まってしまわないかかなり緊張しましたが、思い切って投入しました。15分間、手で揉んだ後、45分間浸けおきをしました。
ゴム手袋を利用して手に液が付かないように注意していましたが、誤って少し触ったところ数日間色が落ちませんでした。
汚れても良い服装で作業を行うことを強くおすすめします。
染色後


まさかゴム部分まで青く染まってしまいました。。。
ググったところ同じように、ゴム部分まで染まってしまってたという情報をいくつか見かけました。事前にマスキングテープなどで染めたくない部分を覆っておくようにしてください。

とはいえ、他の綿の部分はきれいに染まりました。
ゴム部分の脱色

青く染まってしまったゴム部分ですが、タワシでこすったり、石鹸で洗ったものの、色が全く落ちず途方に暮れていました。
このまま履こうとも思いましたが、やっぱり気になってしまいました。
しかしゴム部分の黄ばみをハイターで落としている動画を見て、ハイターなら落ちるのでは?と思い試してみました。
調べたところ、酸素系漂白剤のワイドハイターと塩素系漂白剤のキッチンハイターで漂白をしている方がいらっしゃいました。
キッチンハイターは強力すぎて、色物では色落ちしてしまうとのことでしたが、ダイロンの色を落とすには強力なほうがいいと思い、キッチンハイターをゴム部分に塗ってみました。
その結果、若干の色が残ってしまったものの、見事に白くなってくれました。


しかし少しだけハイターが布部分に触れてしまったところ、どんどん脱色されてしまいました。
私のようにゴム部分は染まらないようにしてもらうのが一番ですが、もしハイターで脱色するときには、絶対に染めた部分に触れないように気を付けてください。

できあがり

最終的には思った通りに黒く染めなおすことができました。
写真では少し分かり辛いですが、白っぽくなっていた部分が綺麗に染まってくれました。これからもソールがすり減るまでガシガシ履いていこうと思います。


まとめ
今回はCT70をダイロンプレミアムで染めた経験を書いてみました。
ゴム部分が染まってしまうというハプニングもありましたが、無事に思った通りに染まってくれました。
染めなおすことでこの1足により愛着が湧き、これからも履き続けていこうと思えるようになりました。
この記事を読んで、色褪せしてしまったスニーカーをお持ちの方は是非染めなおしを検討してみてください。

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